太ももの肉ばなれ

瀬戸市、尾張旭市、多治見市でより良い動きを追求する青空整骨院です。

サッカーのプレイ中、太ももの肉離れ(大腿二頭筋長頭)をした小学生のお話です。

サッカー選手に肉離れはよく耳にする症例だと思います。あのアルゼンチン代表のメッシもよく肉離れを起こす選手です。

肉ばなれかな?と思ったら、まず確認してほしいことがあります。

それは肉離れをしてから2~5日後に内出血があるかどうかです。出血が無ければ1~2週間ぐらいで回復が見込めます。では内出血がある場合はどうでしょう?

内出血が無い肉離れは、いくつかの筋肉を覆っている深筋膜や皮下組織にある浅筋膜が傷ついた状態です。これらの筋膜にはそもそも血管がありません。回復も早く比較的安心していいレベルだと思います。

次に内出血を伴う肉ばなれですが、筋腱移行部での損傷や腱断裂の例では内出血が発生しやすくなります。この場合、回復は遅くなり1ヵ月~3ヵ月、断裂ともなると手術適応となりますのでさらに長くなります。

当院に来たサッカー少年は幸いにも内出血がありませんでした。なので、予定通り数週間で日常生活に支障のないレベルまで回復しました。

しかし、肉ばなれの恐るべき点は再発しやすいのです。

再発防止と競技復帰のために行ったのはハムストリングのストレッチと大殿筋の筋トレです。大殿筋が衰えると、ハムストリングの負担が増えます。さらにフロントランジやジャンプ動作といった筋肉の協調性を高めるトレーニングを行いました。

サッカー少年が肉ばなれを再発して戻ってこないように祈るばかりです。

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